従来は映像制作をすると言っても、単純にカメラで撮影するしかありませんでした。

後から何か特殊効果をつけるということが難しかったので、多くの人がさまざまな工夫をしていました。カメラの前に水の入ったコップを置いて、その中に砂を入れてかき混ぜることで「砂漠の砂嵐」を表現してみたりと、涙ぐましい努力が行われていたのです。大きな爆発などを表現するときには、街のジオラマを作ってそれを爆破させたりしていました。とても大変で時間のかかる作業が必要でしたから、昔の作品にはそれほどのバリエーションはないのも当然です。

しかし近年ではデジタル処理が簡単にできるようになったので、映像制作も楽になりました。楽になったとともに、特殊処理にも幅が出てきました。いまではどのような視覚効果も基本的には何でもすることができるのです。前述の砂嵐も、アナログな工夫をしなくてもほぼワンタッチで作成し、好きなシーンに当てはめることができます。

それどころか、人間さえもすべてCGで作成して動かすことができるようになったので、もはや役者さんも必要がない場合まであるのです。都市一つを丸々CGで作り出すことも可能で、もちろんその都市のどこを爆破するのも自由自在です。リアリティがあって現実の出来事と見分けがつかないほど、映像制作の表現力はアップしてきています。こういったこともあって、現代の映像作品ではさまざまなことが実現可能になっているのです。近未来SFも次々映像化されて成功されているのは皆の知るところです。

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